柱ってこんなに傾くものなの?
ホームインスペクション(住宅検査)サービスは、家の所有者がリノベーションの完成時に依頼されることが多いようです。そしてこの写真は、古くなった家はいつか必ずリノベーションすべきだということを示す根拠となります。結局のところ、永遠に劣化しないものなんてないのです。特に家が木造の場合は!この住宅検査に立ち会った人は、家の重みで傾いてしまっている柱を見て、わが目を疑ったに違いありません。
この検査員が家の所有者に見積もりを出している間、この家に寄りかからなかったことを祈りましょう。ちょんっと押したら一瞬で壊れてしまいそうです。
家の基礎が真っ二つ
どんな構造物でも基礎は非常に重要です。誰もが皆、ジェンガで遊んだことがあるでしょう。一番下のピースが無くなっていたりずれていたりすると、全体が崩れ落ちてしまいます!これは家でも同じことが言えます。なのでこの住宅検査サービスの検査員は、この家を見てとても心配になったのです。一見すると、ただの床材の問題かと思われました。ですがこれはもっと不吉なものでした。
実はこれは家の基礎が真っ二つに割れており、その結果、建物全体が動いてしまったのです。これを直すのは決して簡単ではないし、安くは済まなかったでしょう。
テトリスにインスパイアされた橋脚と梁の家
構造工学や建造物に詳しい人なら、橋脚と梁の構造が珍しいものではないことをご存知でしょう。実際、そのような構造は世界中で見ることができます。この構造形式では、家の下に一定のスペースを確保することができ、多くの住宅検査サービスが構造検査を実施する際にこの空間で時間を費やします。橋脚と梁が常に完璧とは限りませんが、テトリスゲームを連想させることはほとんどありません。
梁が奇妙な形に積み重なっているだけでなく、コンクリートの土台もただ乗っけられているだけのように見えます。この写真全体が、大惨事が起こる予感しかしません。
真っすぐであるはずの屋根
地震は多くの人々の命を脅かしていますが、住宅検査サービスが継続的に行われている事実には疑いの余地はありません。ある日、検査チームが検査対象の家に到着した際、彼らは最近の地震がどれだけこの家に影響を与えたかを目の当たりにしました。家の基礎はずれ、壁には深い亀裂が走っていました。真っすぐであるはずの屋根が曲がっていることに言及する前に、その惨状を理解したのです!
この屋根の曲がりは決して意図的なデザインではないでしょう。この家は修理することもできたでしょうが、それには莫大な費用がかかります。きっとその代わりに全部取り壊してしまったに違いありません!
人間の脚 vs 不同沈下
不同沈下は構造検査でよく指摘されるものですが、これほど大きな沈下に遭遇することは非常に稀です。人間の足との比較を見ればわかるように、家の基礎にはギザギザと大きな割れ目が入っており、真っ二つに割れる寸前です。この亀裂の深さをご覧ください!家の所有者にとっては、絶対に見たくない光景です。
通常、ちょっとした亀裂にはガムテープを貼って無視することを勧めますが、この状況だとガムテープはまったく役に立たないような気がします。なのでエンジニアがもっと良い解決策を持っていることに期待しましょう。
カビは楽しいものではない
考えてみれば、"カビ" という言葉はかなり誤解を招きやすいものです。カビというのは決して楽しいものではないですから。特に、構造検査中に大量発生したカビを発見した場合はなおさらです。この写真は、ある住宅の床下スペースを撮影したものですが、桁や梁の多くがカビで覆われているのがよくわかります。ご想像の通り、これはまったく良い兆候ではありません。
これはその家に住む人々にとって有害であるだけでなく、潜在的に非常に危険でもあります。このカビが繁殖すればするほど、家の構造的な健全性は損なわれてゆきます。
丘陵地と暴風雨は相性が悪い
正直に言うと、"セリング・サンセット" や "不動産王 in ビバリーヒルズ" のような番組は、我々にハリウッドヒルズの豪邸に住むことを夢見させます。そして、そのような豪邸が審美的に美しいことは間違ありませんが、住宅検査サービスをしてみると、実は構造的に思ったほど頑丈ではないことが分かるでしょう。結局のところ、特に地滑りの起こりやすい丘陵地帯に住んでいる場合は、水の力を過小評価すべきではないということです。
この写真では、擁壁が曲がって壊れてしまうほどの地滑りが起きてしまったようです!この家の所有者にとって幸運なのは、被害が出たのは家ではなく裏庭のみであったことでしょう。
この支持梁は支持力がない
支持梁はその名の通りの役目を果たします。そう、家を支えているのです。そのため、支持梁は丈夫で安定したものである必要があり、内部が腐ってしまうのはNGです。しかし、この高床式住宅で住宅検査を行った際、まさにそれを発見したのです。この写真の様子から判断するに、この家はかなり高い丘の上にあるようなので、さらに恐ろしいことが起こりそうな予感がします。
このような場合、家を完全に改築し、梁もすべて取り替える必要がありそうです。それは決して安く出来ることではないですし、ストレスのない作業でもありません。
プールの水を出しっぱなしにすると...
プールはあるに越したことはないですよね?ですがプールがあるということは、追加で責任を負うということでもあります。中の水を常に綺麗な状態に保ち、家族の安全を確保し、水を止めるべき時には確実に止める必要があります。残念なことに、このプールの管理業者は、顧客が旅行に出かけた際にそれを怠り、その結果このような大惨事が起きてしまいました。
そう、裏庭全体がプール関連の地滑りに巻き込まれ、デッキが流されてすべてが崩壊してしまったのです。プールの管理業者が保険に加入していたことを祈るばかりです。
木が曲がっているなら、その高台は不安定である
高台に建物を建てる場合、構造検査は欠かせません。丘の斜面が建物を建てられるほど安定しているかどうかはわからないので、プロの目に見てもらうのです。そして、敷地周辺の木々を見ることは良い指標になります。検査員がこの敷地に新築された建物をチェックした際、その建物が重大な危険にさらされていることに気づきました。この木々をご覧ください!
もし木が曲がっている兆候があれば、それはその高台が不安定で、長年にわたって動いていることを示しています。なので木が動いているのに、基礎が動くのを止められるものなんてあるのでしょうか?
高床式住居と海水はミスマッチ
ビーチハウスに住んでみたい人は手を上げてください!もちろん責めるつもりはありません。どこまでも続く地平線を楽しめるビーチハウスは、基礎と支柱を見下ろすまでは、あなただけの楽園を提供してくれます。というのも、高床式住居と海水は相性が悪いのです。この住宅検査員は、家の基礎がほとんど完全に海水に浸食されていることを発見しました。
この足場がなければ家を支えることはできません!そう、それはその場所に散乱している奇妙な梁の集まりを見るまでは。検査員たちはそこで何が起こっているのか理解できませんでした。
腐った木材の梁は良くない
木材の梁は非常に一般的ですが、ほとんどの新築リフォーム工事では、建築に木材を使用することで生じる多くの問題に対処するため、鉄骨の梁も使用しています。一部の木造構造や支柱であれば問題ない場合もありますが、構造検査で家の頑丈さを損なうような腐った木材の梁が発見されることもあります。結局のところ、梁が腐れば腐るほど、建物全体の構造を支える力が弱まり、安全性が損なわれるのです。
この木材の梁は、真ん中が腐って空洞になっていることがとても気になります。今回の構造検査で、この腐った梁の撤去と交換の見積もりをして終了したことを祈りましょう。
橋脚の下に手が入るのはおかしい
橋脚と梁がある家では、橋脚は床と完全に同じ高さで、きちんと地面に接地していなければなりません。そうでないと、家全体の安全性が損なわれ、危険で不安定な家になってしまう可能性があります。しかしこの構造検査では、検査員が橋脚の下に手を差し込み、持ち上げられるほど浮き上がっていました。このようなことが起こるはずがないことは、説明するまでもないでしょう。
橋脚と梁が適切に設置されていれば、こようなことは起こりえません。ということは、この家の所有者にとってかなり高額な修理費がかかったに違いありません。結局のところ、それを無視することはできないのです。
床下スペースで育まれた自然
家の床下にスペースを確保することは、基礎の状態を監視でき、床をはがすことなく構造工事を完了させるための素晴らしい方法ですが、こうした床下スペースにも難点があります。それは、自然の力には抗えないということです。今回は、巨大な木の根っこが家の暗くて湿ったク床下スペースで成長し、その過程で基礎を押しつぶしてしまいました。
この家の持ち主も隣人と同じくらいツリーハウスが大好きだとは思いますが、まさか自分の家が知らないうちにツリーハウスになるとは思っていなかったに違いありません。
芝も壁もかつてはくっついていた
今日、多くの住宅が丘や斜面に建てられており、構造エンジニアたちを落胆させています。このことは常に問題になるわけではありませんが、丘が浸食され、崩れ始めると大きな問題になる場合もあります。この構造検査が行われた際、エンジニアたちはその現象を目の当たりにしました。本来であれば、人工芝はフェンスのコンクリート部分とくっつくように敷かれているはずだったのです。
丘の斜面が浸食され始めると、フェンスも一緒に崩れ始め、両者の間には大きな隙間と高低差ができてしまいました。残念ながら、見栄えは悪くなってしまいました。
コンクリートの剥離が広がると...
ほとんどの高層ビルはコンクリート構造で建てられています。そのため、強度と安定性は確保されていますが、コンクリートが万全な構造でないという事実は否定できません。コンクリートはしばしば剥落することがあり、最終的に建物の倒壊に繋がる場合があります。だからこそ、検査員がこの高層ビルの地下駐車場の天井に写真のような剥離損傷を発見したときは、とても心配になったのです。
このまま放置すれば天井全体が落下し、駐車している車が押しつぶされ、同時に建物の完全性にも影響を及ぼす可能性があります。したがって、この損傷が報告され、修復されることを願ってやみません。
傾いた駐車場の壁
一見すると、これはどこかの駐車場の壁面のように見えるかもしれません。しかし、構造工学や構造検査に詳しい人なら、これがそれ以上に危険なものであることがわかるでしょう。この駐車場の写真をよーく見ると、壁面が外側に傾いているのがわかります。これだけでも心配ですが、さらに心配なのは、これが1階ではないという事実です。
もしこの壁が崩れて地面に落ちたら、どんな被害が出るのかは計り知れません。だからこそ、この駐車場が改修され、修復されることを切に願います。
もう限界がきている擁壁
擁壁は、特にそれが家のすぐ隣に立っている場合、非常に重要な建築物です。すべてを所定の位置に保ち、主要な構造物を支える重要な役割を果たします。しかし、この写真を見てわかるように、この擁壁はもう限界がきています。全体的に水はけが悪く、土が水を含み、重みが増して押し倒されてしまっているのです。
構造検査によれば、この壁全体を取り替える必要が出てくるのは時間の問題だそうです。しかも、これは自分でできるような簡単な修復ではないことは間違いありません。
ただの浴槽の水漏れだったはずが...
これが何の写真なのか分からない人のためにご説明すると、これは浴槽の底面です。この情報をもとに、構造エンジニアになったつもりでこの写真をよく見てみましょう。何が見えてくるでしょうか?さて、この写真に対する大きな不安のひとつは、浴槽本体の下にコンセントがあることです。しかし、もうひとつの不安は、剥落して鉄筋がむき出しになっていることです。
どちらも普通に暮らしていれば見えないはずの部分ですが、浴槽からの水漏れがこの問題を目に見える形にしてしまいました。そして構造検査の結果、家の所有者はこの部分をすべて取り壊して改修するよう指示されました。
この隙間は何のため?
家の所有者は、家の基礎に問題があるなんて知りたくはないでしょう。ですがだからこそ、構造検査は構造物を監視するのに役立つのです。理想的な世界では、あなたの家には何ら問題はありません。しかし場合によっては、この写真のように、基礎に問題があるせいで家全体が傾いてしまうなど、あらゆる問題を引き起こす可能性があります。そう、この壁と家の壁面はかつて接していたのです。
時が経つにつれて、家と壁が離れてしまい、本来あるはずのない隙間ができてしまいました。だからこそ、適切なメンテナンスが重要なのです!
コンクリートブロックの穴は必ず埋めること
世の中には2種類の壁があります。家の完全性に影響を及ぼす可能性のある構造壁と、装飾や分離のためだけに存在する化粧壁です。そして、化粧壁は構造壁ほど構造的に頑丈である必要はありませんが、それでも安全性は担保する必要はあります。そして、この壁が安全でないことは明らかです!この大きく入った亀裂をご覧ください。誰もがこの壁の近くを通るべきではありません。
この家に呼ばれた住宅検査員は、すぐにこれが手抜きで作られた壁であることに気がつきました。コンクリートブロックの穴を埋めていなかったため、非常に弱い構造になっていたのです。
絶対にあってはならない穴
最後にご自宅の床下を覗いたのはいつでしょうか?そのようなことは滅多にしないと思われますが、これが構造検査というものです。構造検査では、家の隅々まで入り込んで問題点を見つけます。そしてこの検査員は床下に巨大な穴が開いているのを見つけ、まさに問題点を発見したのです。これは間違いなくそこにあるべきものではありませんでした。
さらにとんでもないのは、この家の所有者がネズミの問題について苦情を訴えていたことでした。なんと、検査員はその侵入口を見つけたようです!
失敗したDIYの手抜き工事
ご自宅の異常を発見することほど厄介なことはありません。もちろん小さな改修であれば構いませんが、大がかりな工事は決して楽しいものではないですし、安上がりでもありません。そして、この人物は明らかに橋脚と梁の修理に伴う多額の出費を回避したかったのでしょう。そのため、ナットやボルトをその場しのぎのジャッキとして使うなど、手抜き工事をしたのです。
ご想像の通り、後日これを見た住宅検査員は、手抜きの修復を目の当たりにして激怒しました。危険なだけでなく、良い仕上がりでもありません!
橋脚の代わりにバケツ?ほんとにやめて!
すでにこのリスト上で、橋脚と梁が家にとってどれほど重要なものであるかをお伝えしていますが、まだ理解していない人が多いようです。適切な支えがなければ、家は一瞬にして崩れてしまいます!だからこそこの検査員は、バケツが家の梁と地面の間に挟まれているのを見て、とてもショックを受けたのです。
例えこのバケツにコンクリートが詰まっていたとしても、適切な橋脚の代わりにはなりません。このヤバすぎるDIYの結果、この家がどれほどの被害を受けたか想像するのも恐ろしい...
木が屋根を直撃
屋根は、ほとんどどんな状況にも対応できます。強風にも、雨にも、乾燥した気温にも対応できます。しかし、屋根と巨木の戦いとなると、常に巨木が勝つことになります。そしてほとんどの構造検査では、家の所有者に対し、敷地の近くに危険な木があることを警告するはずですが、一部の人々は耳を貸しません。
この状況をさらに悪化させているのは、この木が何年もかけて余分な枝を切り落とされ、剪定されてきたのがわかるという事実です。なぜこんなに大きくなっても切り倒さなかったのでしょうか?
屋根裏スペースには日光が差し込まないようにすること
ご自宅の屋根裏に踏み入れたことがある方なら、この場所が真っ暗闇であることをご存知でしょう。家の構造を維持するために、外界から遮断され、安全に保たれているというのがその理由です。しかし、検査員がこの屋根裏スペースの奥深くに入った際、懐中電灯を使う必要がないことに気づき、かなり困惑したそうです。
なんと屋根裏の壁には穴が開いていました!穴が開いているということは、カビ、害虫、湿気、構造上の問題など、深刻な問題を引き起こす可能性があるため、決して良いことではありません。
この亀裂は計画外
住宅検査サービスは、家の中だけでなく、家の外側の構造検査も行います。この日検査員たちは、隣の家との間に小さな歩道がある家に呼ばれました。しかし、この歩道は水によって浸食され、基礎に亀裂が入り、その結果、水は丘を流れ落ち、隣の家の裏庭を浸食してしまっていたのんです。
ご想像の通り、この亀裂は本来存在すべきではありません。そして、この歩道はその家の所有物でもあるため、おそらく隣家の裏庭の修復費用を負担しなければなくなったのではないかと推測します。
レンガの隙間にペンは何本入る?
現代のリフォームでは、新しく革新的な建築材料が使われていますが、レンガとモルタルは今でも非常に人気があります。レンガの壁は、正しく積み上げれば非常に頑丈なものになりますが、レンガとレンガの隙間をモルタルできちんと埋める必要があります。そうしないと、壁全体が倒れてしまいます!ベテランの建設作業員であれば誰でも知っていることですが、この構造検査では素人の建設作業員がこの壁を作ったという結論に達しました。
理想的な世界では、レンガの隙間にペンが1本も入らないはずです。しかしこの場合、店に売っているペン全部を入れることができそうでなほど隙間が空いています。
階段が家から遠ざかる
住宅検査サービスの検査員たちは、住宅の沈下に見慣れています。新築の家では新しい基礎に "落ち着く" ための小さな沈下は普通のことですが、築年数が経っている家での沈下は大きな心配の種になります。基礎の強度が十分でなかったり、何らかの形で損傷があったりすると、家の一部が重みで崩れてしまう可能性があります。そして今回のケースでは、地中の動きの結果、階段が損傷を受けていました。
ご覧のように、家の正面部分と階段の間にズレが起き、階段と家が完全に分離してしまっています。あと数年もすれば崩れてしまうでしょう。
押し出されている擁壁
友達グループから仲間はずれにされたと感じたことはないでしょうか?本質的に、それがまさにここで起きています。この壁はかつてこの裏庭の大きな部分を占めていましたが、その背後にある木の方が明らかに大きな部分を占めていたようです。木の根が成長するにつれ、壁を押し広げ始めたのです。そしてご覧のように、壁は完全にゆがんでしまいました。
住宅検査サービスを呼んで検査してもらいましたが、この住宅所有者がツーバイ材で崩れそうな壁を支えようとしていたことに、検査員たちが感銘を受けたとは思えません。
支柱にくっついているはずの支持梁
このリスト見てきたように、丘陵地は地滑りや浸食が起こりやすいです。そのため、常に地面の上に建っていられるように、強固で安定した支柱の上に建てる必要があります。そして一見したところ、この家は非常にしっかりと支えられているように見えます。何しろ、家の下には巨大な支持梁が迷路のように張り巡らされ、それらが互いに交差してさらに支持力を強めているのですから。
ですがよく見てみると、梁の一部は完全に支柱から切り離されています。これでは、構造的な支えがまったくないと言えるでしょう。
木々が壁を受け止めてくれて助かった
擁壁は、丘陵地にある敷地に建てられる場合はさらに重要になります。しかし、住宅検査サービスは、浸食に見舞われ、擁壁が完全に崩壊してしまったこのような住宅に定期的に訪問しています。これは通常、擁壁が規格通りに建てられておらず、丘の斜面の変化に耐えられるように作られていない場合に起こります。まさにそれがここで起こったのです。
この時、家の所有者は幸運でした。もし擁壁が下の木に引っかかっていなかったら、そのまま滑り落ちて近隣の家の屋根にぶつかり、多額の費用がかかったことでしょう。
カビが多いのは良くない兆候
カビといえば、構造物から垂れ下がる嫌なカビやキノコのようなものを思い浮かべるかもしれません。しかし、この写真のようなカビを見たことがあるでしょうか?住宅検査委員が家の床下に潜り込んでこの光景を目の当たりにしたとき、思わず息を呑んだそうです。彼らを責めるつもりはありません。カビが床から垂れ下がっているのを見るのは、そうあることではありませんから。
また、木材が濡れて腐っているようにも見えますし、床の素材が反って変形しているのもわかります。この部分全体が取り替えられたことを祈りましょう
この家に別れを告げる時が来た
ビーチフロントの家は、誰もがビーチの上や水上の高床式住居に住みたがるため、何百万ドルという値段で取引されることが多いです。しかしこのような家を購入する場合、自分が何に巻き込まれるのかを知ることが重要であり、署名欄にサインする前に建物の品質をチェックすることが重要です。結局のところ、木と海水は相性が悪いことは誰もが知っているのに、なぜ古い木で作られた海沿いの物件を買うのでしょうか?
住宅検査員がこの家の床下を見たところ、すべての梁が曲がり、一部は完全に腐食しており、土台全体が崩れ落ちるのは時間の問題でした。
水漏れがひどくなると...
水漏れは世界中の家屋でかなり頻繁に起こることでしょう。お風呂の蛇口を開けっ放しにしていたり、配管に欠陥があったり、異常気象に見舞われたり...。しかし、ひとつ知っておかなければならないのは、大量の水が家の構造的完全性に大きな影響を与える可能性があるということです。この家族は、構造検査を受けるまでもなく、水漏れが原因でデッキ下の支持構造に支障をきたしていることが分かっていました。
デッキが崩れ、その真ん中に巨大な亀裂が入ったのを発見し、何かがおかしいとすぐに気づきました。でも、なぜわざわざコーンを置いたのでしょう?
家が動けば、歩道も動く
住宅検査では定期的に沈下の問題が見つかっており、沈下は思っているよりも良く起こるということはもうご存知でしょう。しかし、家の前の歩道がずれるほど動いた家に出くわすことはそうそうありません。それがこの写真で起こったことであり、この歩道がどれほど移動し、どれほど危険な状態になっているかがお分かりいただけるでしょう。
この構造検査で問題を診断するのは簡単でしたが、エンジニアたちはこの家だけを心配していたわけではありません。この状況全体によって、道路全体の完全性を疑問視するようになりました。
沈下を床下から見ると
ほとんどの人は、暗くて埃っぽくて、かなり不気味な家の床下スペースに潜るのは好きではないでしょう。しかし、時には下から家を見ることが、実際に何が起きているのかを見る最良の方法であることもあります。特に、床材に問題があったり、壁に亀裂が入っていたりする場合はなおさらです。この物件に住宅検査員が呼ばれた際、彼らはすぐに床下スペースに向かい、何が問題なのかをすぐに確認しました。これが床下の様子を撮影した写真です。
木材とコンクリートの間に大きな隙間と亀裂があるのが分かりますが、この隙間は絶対に存在しないはずなのです。本来であれば平らになっているべきです。
住まいの大敵:エフロレッセンス
誰かがあなたのことを "生き生きしている" と表現したら、間違いなく褒め言葉として受け取るべきです。ですが住宅検査員から "エフロレッセンスがある" と言われたら、その問題を解決するために多額のお金が必要になるので、すぐに口座残高を確認してください。エフロレッセンスは、溶けたミネラルがコンクリート内部から表面に移動し、その過程で沈着が起こった結果であり、これは通常、大量の(そして絶え間ない)水漏れが起こっていることを意味します。
検査員がこれを発見したことは住宅所有者にとっては良いことではありませんでしたが、家にとっては良いことでした。被害が明るみになったことで、問題の解決と修復に集中することができました。
河原の石は基礎に向かない
世の中には非常に多くの建築材料があり、建築業者は基礎を作るために様々な種類の資材を使用することがよくあります。優れた建築業者であれば、その過程で河原にある石を使うということは避けます。というのも、河原の石は非常に不安定で、安全で安心な家を建てるためにはさまざまな補強やエンジニアリングが必要だからです。とはいえ、この家を建てた建築業者は、地震が起こりやすい地域でそれを使ってしまったようです。
住宅検査員がこの家の床下スペースを確認した際、彼らは感心しませんでした。河原の石で作られているだけでなく、この構造を支えているものは石の他にほとんどありませんでした。